香典は、
葬儀ではつきものですね。
葬儀での香典は、
故人とかかわりが深ければ深いほど大金を包んで渡す必要があります。
故人と近しい人間だったのに相場よりはるかに少ない金額を包むことはあきらかに失礼ですから、
相場を考えて用意するようにしましょう。
香典は、
その他の意味合いもあることは認めないといけないでしょうね。
葬儀には何かと費用がかかりがちです。
葬儀保険という制度がかなり活用されていることからもわかるように、
葬儀は百万円単位のお金がかかるものなのです。
香典でそれをまかなうというのは明らかにおかしいですし、
香典は違った形でお返しをするものでもありますが、
ともかく香典はしっかりと用意してさしあげたいものです。
といっても、
準備が速すぎるのもよくありません。
お通夜のときにもう持参していったりするのは、
まるで用意していたかのようです。
これでは、
不幸が起こることを予測していたかのような印象を与えてしまいます。
特に若いうちは、
そういった間違いをしでかしやすいですから、
くれぐれもタイミングを間違えることがないようにするべきでしょう。
また、
新札を包むことも香典では望ましくありません。
結婚式では新札をそろえることがマナーですが、
葬儀の場合は新札を持ってくだけで、
不幸を予測していたかのようなニュアンスになってしまうものなのです。
新札しかもっていない場合はせめて折り目を付けるなどして、
新札に見えないようにしましょう。